ドラフトでこの球団に選ばれちゃったけどここ大丈夫?つぶされちゃうんじゃないの?そもそも選手に選択権がないこと自体、野球界の選手軽視の姿勢感じる

カップラーメンでその値段は高いわー

 

それはそれとして。

 

今回、ドラフトで注目された選手がみな地味な球団になっちゃったね

星稜奥川投手にしても、いわての大船渡高校佐々木

投手にしても

 

 この夏、日本中が、佐々木投手の登板回避をめぐって喧々囂々の議論を展開した。賛否あったが、それはいわば選手育成の質的な姿勢を問う議論だった。ところが、当の佐々木が身を投じる先は、クジ引きで勝手に決められる。このように指摘すれば、人生がクジ引きで決まる理不尽だけでなく、ドラフト制度が野球界発展を妨げるさまざまな温床になっていることに気がついてもらえるだろうか。

 ドラフト制度があるために、プロ野球の各球団は人材獲得のための努力をしなくてもいい。たとえ合宿所が老朽化していても、ファームの練習施設がそれなりのレベルでも、交渉権を限定された選手は、その球団に入るか拒否するかの選択肢しかない。高校生が拒否して大学に入れば4年間、社会人野球を選べば3年間、プロ野球に入ることができない。

 

登板回避であれだけ議論の的になった佐々木がプロ入りする際に、「どの球団の、どんな育成環境、どんな指導者を選ぶのか?」が次の大きな関心事なるのが自然な流れではないか。

 ところが、あれだけ、甲子園を犠牲にしてまで、監督も佐々木の未来のために信念を通し、日本中が議論し、そしてクジ引きで千葉ロッテに決まる。

 球団が決まった瞬間、凍りついた佐々木の表情が波紋を呼んでいる。それはまさに、これまで懸命に追い求め、積み重ねてきた佐々木の野球人生が思考停止し、立ち往生せざるをえなかった、愚かなプロ野球の現実を表しているように思う。

 選手育成をすっかりアマチュア球界に任せきり、自分たちはその上澄みをクジ引きで分け合うだけの非道なプロ野球界が猛省し、目を覚ますよう願ってやまない。